松平郷
松平郷は、豊田市街から東に10km、国道301 号線沿いの山村にあります。 東に標高684m の炮烙山や標高606m の六所山を有し、西に行くに従ってなだらかな丘陵地となっています。 徳川300 年の礎となった松平八代の歴史は、ここ松平郷から始まります。
松平郷園地
松平郷には、松平氏をしのぶ歴史的な資料や史跡が多く残されています。 その代表ともいえる松平東照宮から高月院にかけての2 ヘクタールが、歴史と自然の里「松平郷園地」として整備されています。 自然保全に配慮された室町時代を連想させる景観は、訪れる人々に心の安らぎを与えるこれまでにないタイプの公園です。 園地の入口には、松平八代を象徴する七対の石柱と初代親氏の銅像が設けられ、人々をいにしえの時代へといざないます。 高月院に至る250m の遊歩道治しいの「室町塀」や「冠木門」は、室町期の歴史景観を醸し出します。 また、親氏と水女の出会いに思いを馳せる親水緑道「あやめ恋路」の山野草や、自然の象徴ともいえるハッチョウトンボの生息するトンボ沼などが自然とのふれあいを演出します。 歴史と自然を育む私たちの心のふるさと松平郷の整備には、都市の個性・魅力づくり、地域の活性化・豊かな地域づくりなど様々な期待が込められています。