毎年、秋の気配が深まる頃に咲き始めるヒガンバナ(彼岸花:ヒガンバナ科の多年草)が見頃を迎えてきました。名前の由来は、名前の通り秋の彼岸ごろに咲くことから。別名のマンジュシャゲ(曼珠沙華)は、法華経の中で登場する「天上の花」が由来とされています。ただ、日本では、「火事花」とか「死人花」とも呼ばれ、忌み嫌う風習もあるようです。全草に毒性を持ち、特に球根には強い毒性があり、誤食すると下痢や吐き気をおこし、ひどい場合は命も落しかねないそうです。田のあぜなどで良くヒガンバナを見かけるのは、この毒性を利用し、モグラやネズミの侵入を防ぐために植えられたからといわれています。松平郷園地では、高月院山門周辺や、トンボ池周辺などで見頃を迎えています。
花言葉:悲しい思い出、思うはあなた一人