ひっそりと、白い花を水面に咲かせるミズオオバコ(水大葉子:トチカガミ科の沈水性一年草)が咲き始めてきました。葉の形がオオバコに似ていることからこの名があります。花の直径は2〜3cmほどで、白地に淡い青色又は紫色がかすかににじみ、花の中心が黄色い愛らしい花びらは、残念ながら儚い一日花です。近年湿地の荒廃や、水田の乾田化のためミズオオバコの生育地が急速に減っているようですね。松平郷園地では、湧き水の豊富な氷池湿地やトンボ池などで数十株が開花しています。
花言葉:繁栄、乙女の夢