車の街として全国に知られる豊田市ですが、それだでけではなく、豊かな自然や歴史、ユニークな文化も数多く残されています。今回、豊田市は「市制60周年」を迎え、その記念事業の一つとして「農村舞台アートプロジェクト」を開催しています。
●期間は平成23年8月28日(日)〜10月8日(土)まで
●内容:農村舞台スタンプラリー「1.農村舞台フォーラム 2.農村舞台リレー個展 3.農村舞台ライブ」
●詳しくは豊田市HPまたはパンフレット(市内公共施設で無料配布)
●問い合わせ:公益財団法人豊田市文化振興財団文化部(0565-31-8804)
豊田市内の北部を中心に現存する農村舞台は78棟が確認されており、興味深いのは、他に岐阜県の飛騨・東濃地域や長野県の南信州地域だけで、全国の約3分の1が集中しています。娯楽の乏しかった山村地域では、神前に舞台を築き、氏子自ら芝居を演じて楽しんでいたのでしょう。
【写真左】松平郷の隣の集落坂上町宮口(さかうえちょうみやぐち)にある、六所神社農村舞台。明治5年建立。豊田市民族有形文化財指定。
【写真右】豊田市足助地区 明川町(あすかわちょう)の熊野神社農村舞台「明川座」。嘉永5年建立。足助地区最大の舞台。