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松平東照宮「夏越の祓い・茅の輪くぐり」のご案内

松平東照宮では、6月24日(日)午後4時から「夏越(なごし)の大祓い」の神事が行われます。
これは一年を二つに分け、十二月の晦日(みそか)対応して、六月の晦日は前の半年の最終日にあたっています。大晦日が新年を迎えるための大切な日であったのと同じように、六月晦日も、神様に年の前半の無事を感謝し、収穫までの半年の無事を祈るための祓いの日と考えられています。
一般の方も参加できますので、この機会にお祓いをお受け下さいね。

写真は、夏越の大祓いの方法のひとつが「茅(ち)の輪くぐり」です。
松平東照宮では、和紙で作られた人形(ひとがた)に氏名を書き、それを持って、神社の境内に竹で作った直径2.5mほどの輪にカヤを巻きつけたもの(茅の輪)を参拝の人々がくぐることによって身のけがれを祓います。くぐる時は、「水無月(みなづき)の夏越の祓いする人は千歳(ちとせ)の命(いのち)、延(の)ぶと言うなり」という歌を唱え、左回り、右回り、左回りと8の字を書くように輪を三度くぐります。

<茅の輪くぐりのはじまり>
その昔、蘇民将来(そみんしょうらい)と巨旦将来(こたんしょうらい)という2人の兄弟がいました。
兄の蘇民将来は大変貧しい暮らしをしており、弟の巨旦将来は大変お金持ちで、お屋敷にはたくさんの倉が建てられていました。ある夜、1人の旅人が一夜の宿を求めて訪ねて来ました。名前は「武塔の神(むとうのかみ)」。南の海の神の娘に結婚の申し込みをするため、北の海からやって来ましたが、日が暮れて前に進めなくなったといいます。弟の巨旦将来は、武塔の神の薄汚い身なりを見て追い返しました。一方、兄の蘇民将来は快く武塔の神を迎え入れ、おいしい栗ご飯を炊いてもてなしました。それから何年か経ったある日、武塔の神は、お嫁にもらった海の神の娘と8人の子どもを連れて再び蘇民将来の家を訪れました。 そして、小さな茅の輪を授け、蘇民将来の家族に腰につけるように告げ、北の海に帰っていきました。その夜、兄弟が住んでいた村に疫病が発生し、たくさんの村人が命を失いましたが、不思議なことに蘇民将来の家族だけは助かりました。これが、茅の輪神事のはじまりです。