高月院枝垂桜

高月院のシダレザクラが見頃を迎えています。このシダレザクラの樹齢はおよそ400年、高さ約8メートル、根回りは4メートル。松平次郎三郎元信(後の徳川家康公)お手植えのシダレザクラです。日当たりの良い境内にあるこの桜は、松平郷内でもいち早く咲き始めます。園地の室町塀沿いにあるソメイヨシノも寒さで少し開花が遅れていましたが、ようやく見頃となりました。ただ、野鳥の「ウソ」によりソメイヨシノの花芽が食べられ、花付きの悪い木が少し目立ちます。天下茶屋横のシダレザクラも現在5分咲き程度で、今週末には見頃を迎えるでしょう。

<参考>
徳川家康公の幼少時代の名を「松平竹千代」と言い、元服した後に、名を「松平次郎三郎元信」と
改名しました。この名は竹千代時代から師と仰いだ「太原崇孚雪斎(たいげんすうふせっさい)」が没するまでの6年間の名前です。その後「松平元康」から「徳川家康」と改め、世に知る天下人となりました。