ツワブキの花とアサギマダラチョウ!

松平郷園地では、ツワブキ(艶蕗:キク科の常緑多年草)の花が咲き始めてきました。「艶のある葉のフキ」が名前の由来と言われ、深い緑色の葉は常緑のため、観賞用に庭に植栽されることも多いそうです。10月中頃から、高さ50センチくらいの花茎を伸ばし、その先に直径5センチほどの黄色い花を数個咲かせます。葉や茎は食用にも使われ、九州の特産品「佃煮キャラブキ」は、このツワブキで作られています。松平郷園地では、散策道沿いや小川沿いなどで数千株のツワブキが咲き始めており、来週には見頃を迎え、花期は永く、11月中旬まで見頃は続くでしょう。

写真二枚目は、ツワブキの花蜜を求めてやってきたアサギマダラチョウ(浅葱斑蝶:タテハチョウ科)。「旅する蝶」として知られ、日本で生まれたこの蝶は、秋になると暖かい南西諸島や台湾などまで渡って行くそうです。名前の浅葱(アサギ)は、青緑色の古い呼び方のようで、羽根の斑な色(白い部分の薄い水色の部分)が由来と言われています。羽根をひろげた大きさは約10センチで、今の時期はアザミやフジバカマ、ヒヨドリバナなどでも吸蜜している姿を見かけます。

花言葉:困難に傷つけられない